インプラント治療のリスクとは?

implant risk

インプラント

インプラント治療は、歯を失った箇所に人工の歯根を埋め込み、その上にかぶせ物を取り付ける治療法です。インプラントは、歯茎を切開する外科手術を伴いますので、不安に思う方もいらっしゃるかと思います。

インプラント自体の性能や我々歯科医師の治療技術が向上していることで、安全性も高まってきていますが、どうしてもリスクは存在します。

今回はインプラント治療のリスクについてご紹介いたします。

インプラント治療の安全性について


インプラント治療は歯が欠損してしまった場合に、機能性と審美性を兼ね備えた治療法として多くの医院で行われています。

令和4年歯科疾患実態調査結果の概要によるとインプラント使用者の平均は全体の約3%とのことですが、今後さらに割合が増えていくのではないかと予想されます。

しかし、インプラント治療には受けられる方とそうでない方がいらっしゃいます。

ご自身がインプラント治療に適しているのか、しっかりと相談を行い、精密な検査の上治療を進めることが重要です。

インプラント治療によるリスク


インプラント周囲炎が顎の骨まで広がってしまう


インプラント周囲炎は、歯茎や骨にまで感染が広がる可能性があります。重篤な場合、周囲炎が骨まで広がると、インプラントが支えられている骨に悪影響を与える病変です。

蓄膿症のリスク


インプラント周囲に感染が広がると、蓄膿症(膿のたまり)が生じる可能性があります。これは重篤な合併症となることがあります。

副作用・合併症のリスク


インプラント治療に伴い、出血、腫れ、痛みなどの一時的な副作用が起こる可能性があります。また、過敏症反応やアレルギー反応が現れることもあります。

インプラントの骨への結合不良


インプラントが骨に適切に結合しない場合があります。これは手術後にインプラントが安定しない可能性があり、再手術が必要になることがあります。

出血のリスク


手術中または手術後に出血が止まらなくなる可能性があります。これは医療的な介入が必要な場合もあります。

インプラント治療におけるリスク軽減策


リスクを軽減するためには、事前の適切な診断と計画が必要です。骨の厚みや密度、疾患等の確認を入念に確認して治療を進めることが重要になります。

また、インプラントを埋め込んだ後も適切なメンテナンスや定期的な検診が不可欠です。

女性の口元

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インプラント治療は確かな方法でありながら、リスクを理解し、それに対処することが重要です。

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