小児矯正

pediatric correction

小児矯正について


小児歯科

お子さんの健やかな成長を育むために、小児矯正は重要な役割を果たします。小児歯科は、お子さんの歯並びや咬合の問題を改善し、美しい笑顔と理想的な咬合を実現するための歯科治療です。成長期に最適な治療プランを立案し、個々の治療法を選択することで、お子さんたちの成長をサポートします。

小児矯正のⅠ期とⅡ期について


Ⅰ期


小児矯正のⅠ期治療は、成長期のお子さんに対して行われる早期治療のことを指します。Ⅰ期治療は、お子さんの顎の成長段階や乳歯と永久歯の交換時期を利用し、将来的な歯並びや咬合の問題を予防したり改善したりすることを目的としています。

例えば、すきっ歯や受け口、顎の成長不足、歯の交換の遅れなどが該当します。これらの問題は、成長期における顎の骨の成長や乳歯の存在によって、比較的早期に改善できる可能性があります。

Ⅰ期治療では、取り外し式矯正装置やマウスピース矯正など、矯正装置の種類は様々です。装置の役割は、歯や顎の成長を促したり、正しい位置への誘導を行い、永久歯が生えるスペースを作ります。また、口腔筋のトレーニングや習慣の改善なども治療の一環となります。将来的な矯正治療の必要性を軽減したり、治療の効果を最大化するために重要です。


小児歯科

Ⅱ期


小児歯科のⅡ期治療は、乳歯が抜けて永久歯がほぼ生え揃った後の、成長期後半または思春期に行われる矯正治療のことを指します。永久歯の位置や咬合の問題を評価しやすい時期に行われます。大人とほとんど同じ治療になります。

Ⅱ期治療の目的は、正しい咬合や理想的な歯並びを実現することです。歯の間隔の狭さ、歯の並びの不規則さ、顎のサイズや位置の問題など、個々のニーズに合わせて治療が行われます。

小児歯科

小児矯正を行うメリット


永久歯を抜かずに矯正できる可能性がある


大人になってしまうと、永久歯が生えそろっており、顎の成長も終えている状態です。そのため、矯正治療で歯を並べるスペースを作るには、抜歯が必要になることがあります。一方で、子どものうちに矯正治療を始めれば、顎の成長を促しながらスペースを作れるため、抜歯をせずに矯正治療ができる場合があります。  

虫歯になりにくい


歯並びが悪いと、ブラッシングでは届かない部分が多くなり、歯の磨き残しが目立ちます。そのため、歯垢・歯石が溜まりやすくなることも。結果として、永久歯の虫歯のリスクがあがります。お子さんうちから矯正治療をすると、将来的にお口のトラブルが少なくなる可能性があるのです。

正しい咀嚼や発音が身に付く


歯並びを整えることで、正しい咀嚼が身についたり、発音に影響を与えることもあります。

歯並びは、咀嚼・発音と密接な関係があるのです。例えば、上と下の歯が嚙み合わないと、前歯で食べ物を噛み切ることが難しくなります。さらに、前歯が噛み合っていない状態だと発音がしにくくなることも。歯並びを整えれば、食事のしやすさや滑舌も改善する可能性があります。

小児矯正を行うデメリット


しっかり歯磨きをしないと虫歯・歯肉炎のリスクがある


矯正器具を装着することによる歯の磨き残しから、虫歯になるリスクが高くなります。器具のついているところはどうしても磨きにくくなるため、そこに歯垢が溜まってしまうのです。そのため、ブラッシングなど歯のケアは念入りに行いましょう。

治療期間が長くなることがある


お子さんの矯正治療は、顎の骨の成長が終わるまで経過を観察する必要があります。そのため、矯正期間が長くなる傾向に。治療が終わる時期は、お子さんの年齢やお口の状況によっても変わります。矯正期間がどのくらいになるのか心配…という親御様は、ご相談ください。

当院の矯正方法について


ワイヤー矯正


矯正歯科

ワイヤー矯正は、歯列矯正の一種であり、歯並びを改善するために使用される治療法です。この方法では、歯にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、それらをワイヤーでつなぎます。ワイヤーは歯の動きを誘導し、正しい位置に移動させる役割を果たします。ワイヤー矯正は、歯列の咬合や噛み合わせの問題、歯並びの不正などを改善し、美しい笑顔と機能的な咬合を実現することができます。

ワイヤー矯正のメリット



効果的な歯並びの改善

ワイヤー矯正は、歯の位置を効果的に移動させるため、広範な歯並びの問題を改善することができます。ブラケットとワイヤーの組み合わせにより、正確な力を歯にかけることができ、歯の移動を調整することができます。


矯正範囲の広さ

ワイヤー矯正は、幅広い歯並びの問題に対応できます。歯の間隔の狭さ、噛み合わせの不具合、歯の傾きなど、多様なケースに対応することができます。


長期的な安定性

ワイヤー矯正によって得られる歯並びの改善は、長期的な安定性を持ちます。適切なリテンションケアを行うことで、治療後の歯の移動を最小限に抑え、結果を維持することができます。

ワイヤー矯正にはこれらのメリットがありますが、最適な治療方法は個々の状況によって異なる場合があります。クリニックとの相談を通じて、自身の歯並びの問題に最適な治療方法を見つけることが重要です。

ワイヤー矯正のデメリット



装置の目立ちやすさ

ワイヤー矯正には、ブラケットとワイヤーが歯に取り付けられるため、装置が目立ちやすくなることがあります。これが外見への懸念を抱く人にとっては、デメリットとなる場合があります。


日常生活での制約

ワイヤー矯正は、装置が歯に取り付けられるため、日常生活での食事や口腔ケアに制約が生じることがあります。硬い食べ物を避けたり、特定の食べ物を避けたり、磨きにくい箇所があるためにより入念な口腔ケアが必要となります。


不快感や痛み

ワイヤー矯正は、歯を移動させるために圧力をかけるため、一時的な不快感や痛みが生じることがあります。特に装置が初めて取り付けられたり、調整が行われた後に痛みを感じることがあります。ただし、通常数日から数週間で軽減されることが多いです。


食事やスポーツの制限

ワイヤー矯正中は、硬い食べ物や粘着性の食べ物を制限する必要があります。また、一部のスポーツでは、歯やお口へのダメージのリスクがあるため、適切なマウスガードの着用が必要となる場合があります。


調整と定期的な診察の必要性

ワイヤー矯正では、定期的な診察と調整が必要です。通常、数週間から数ヶ月ごとに通院の必要があります。これにより、治療の進行をモニターし、適切な調整を行うことができますが、忙しいスケジュールや交通の制約がある場合には負担に感じることがあります。

ワイヤー矯正は一般的に効果的な治療法ですが、これらのデメリットにも留意する必要があります。個々の状況や治療目標に基づいて、最適な矯正方法を検討することが重要です。

マウスピース矯正


当院のマウスピース矯正ではインビザラインを使用しています。

小児矯正治療の流れ


CT検査

①初回

初回の診察では、歯並びや咬合の問題を診査し、適切な治療計画を立てるための情報を収集します。レントゲンや撮影、歯の型取り、写真撮影を行います。

②診断と治療計画

患者様の情報をもとに歯並びや咬合の問題を正確に評価し、治療計画を立てます。お子さんの成長や発育、個々に合わせて、最適な治療方法や予測される治療期間、予想される結果について説明されます。

③治療装置の装着

治療計画が確定したら、治療装置(ブラケットやワイヤーなど)が歯に取り付けられます。ブラケットは歯の表面に接着され、ワイヤーで歯の移動を促します。装着時には少しの不快感や違和感がありますが、通常は数日から数週間で慣れます。

④定期的な調整

小児矯正治療では、一定期間ごとに診察と調整が行われます。定期的な調整では、ワイヤーの交換や調整、必要に応じてゴムかけの使用などが行われます。

矯正歯科 リテーナー

⑤リテンション

治療が終了した後、リテンション(保持)期間が必要です。リテンション装置(リテーナー)が装着され、歯の安定性を保つためのガイドとなります。リテンション装置の使用期間やケアの指示に従うことが重要です。

アフターケア

⑥治療完了とアフターケア

歯の移動が完了し、治療の目標が達成された時点で、小児矯正治療は完了となります。その後も定期的な歯科検診を受け、歯の健康を維持するための適切な口腔ケアを続けることが重要です。

小児矯正治療の流れは個々のケースによって異なる場合があります。専門医の指導のもと、症例ごとに最適な治療プランを確立し、定期的なフォローアップを行うことが重要です。